屋根は、雨や風や直射日光などからあなたや建物を守っています。
外壁も同じ役割を果たしていますが、屋根ほど自然の影響に晒されてはいません。
ですので屋根は、住宅の中で給排水設備と並んで、最も早く傷みや劣化が始まる箇所と言って良いでしょう。
では、あなたの家の屋根は、今どのような状態なのでしょうか。
塗装をする前にちょっと待って!
屋根の専門は塗装業者ではありません
木造住宅の新築で屋根の下地を作るのは大工さん、屋根材を施行するのは板金職人または瓦職人です。
ここに塗装業者はいません。
なぜなら新築時の屋根材には塗装を施してあるものを使用するからです。
化粧スレートが一般的ではなかった時代の屋根は、大半がカラー鉄板もしくは和瓦でしたので、その流れから平板化粧スレートを張るのは板金業者が主になっています。
もっとも最近では屋根材の種類が増えているので、あらゆる屋根材を施行する業者もいることから、総称で屋根業者と呼んでいる場合もあります。
雨漏りを調べたり補修するのは屋根業者です。
塗装は、あくまでも屋根材の性能を維持するためですので、経年している屋根の場合なら状態を専門家に見てもらいましょう。
専門家とは屋根業者もしくは建築士・施工管理士で、同時に塗装業者に塗膜状態を確認してもらうのが最適です。