屋根塗装の時期

最近、我が家の屋根を眺めることが多くなった。
なぜかというと、だいぶ色褪せてきたのと、以前にはなかった黒い汚れのようなものが目立ってきたからだ。
どうも気になる…。
雨漏りはしていないけど、そろそろ屋根の手入れをする時期なのかな。

雨の多い時期は避けましょう

梅雨時、台風の季節は実施しない

内装以外の塗装工事は、基本的に雨の多い時期を避けるのは当然です。
塗料は乾くまでに一定の時間が必要ですので、雨が降ってきたら流れてやり直しになります。

梅雨時や台風シーズンに屋根外塗装を勧める業者はいないと思いますが、そのような業者は避けるのが賢明です。
適した季節は冬・春・秋になりますが、真冬は霜が降りることもあるので注意が必要です。
その逆に真夏は早く乾いてしまうこともあるので、やはり注意が必要です。

屋根は大事な箇所ですが、もし雨漏りなどの危険性があるのなら、しっかりと補修してください。
塗装はそれからで十分ですので決して急がないでください。

屋根は頑張っています

屋根の耐用年数を念頭に入れておきましょう

現在の屋根材は飛躍的に耐用年数が延びています。
それぞれの屋根材の年数を大まかに列挙しました。
けれどもこれは、あくまでも定期的なメンテナンスを実施した上での年数と理解してください。

平板化粧スレート
20年~30年(きちんと塗装等を実施していれば更に延びる)
天然スレート
半永久的(割れない限り)
厚形スレート
30年~40年
コンクリート瓦
30年~40年
粘土系瓦
半永久的(ただし、ひび割れは発生する)
ガルバリウム鋼板
30年~40年
カラー鉄板
10年~15年
アスファルトシングル
20年~30年

上記の数字はあくまでも目安です。
屋根の形状または自然環境によって変化することを覚えておいてください。
現在の屋根材の特徴は、メンテナンスの時期に正しく実施していれば、特別の事情がない限り葺き替えの必要がないことです。

雨漏りはしてないけど景観が…

屋根材によって時期は違います

メンテナンスとしての塗装時期は屋根材によって異なります。
まず大まかに違いを覚えましょう。

平板化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)
10年~15年が目安です。
ただし屋根材に苔が付着しているようなら、年数は関係なく実施した方が良いでしょう。
セメント系瓦(厚形スレート・モニエル瓦など)
15年~20年が目安です。
これらも化粧スレートと同様に、屋根材の状態によっては早まることがあります。
金属系(ガルバリウム鋼板・カラー鉄板など)
ガルバリウム鋼板は美観目的での目安が20年としています。
基本的には色褪せが目立ち始めたら時期と考えて良いでしょう。
カラー鉄板は5年程度が目安です。

粘土系も美観目的ですが、ひび割れがあるようなら15年~20年でプライマー塗布を実施しても良いでしょう。
アスファルトシングルはメーカー仕様書に従ってください。

極端なことを言えば、仮に塗装を全くしなくても、雨漏りしない可能性があるぐらい製品の質は向上しています。
それほど優れているのでから定期的に屋根塗装を実施すれば、屋根の寿命は半永久的だと理解しましょう。