外壁塗装業者選び

我が家の外壁をリフレッシュしようと決めた。
自分で塗り替えることはできないので専門業者に依頼しようと思っている。
いい加減な業者や悪徳業者には頼みたくない…。
でも、信頼できる業者の選び方がわからない。

と、悩んでいるあなたに是非見てほしい、外壁塗装業者選びのコツをお教えします。

支払いは必ず完工後に

「契約書を必ず作りましょう」「支払いは慌てずに」

日本はまだまだ「契約」という概念に乏しい部分があります。
新築ではさすがに契約書がないということはありませんが、リフォームや塗替え工事などでは未だにきちんとしていない部分があるようです。

これは昔からの名残りで、地元の業者や大工などに依頼したら細かいことは言わず、信頼して任せるという日本人の特徴なのかもしれません。
もちろん悪いわけではありませんが、外壁塗装でも請負工事には変わりないので、トラブルを防ぐためにも必要なことです。

内容としては、工事期間の設定・金額・支払い条件・近隣等に支障を来した場合の取決め・保証期間などがあります。
契約書の作成を嫌がる業者・前受金を要求する業者は論外と考えてください。

外壁塗料に関する最低限の知識は身につけよう!

外壁塗料の性能を重視するか?価格を重視するのか?

外壁塗装についての知識を自分なりに得ることは重要です。
しかし専門家のように勉強する必要はありません。
依頼者はあくまでも「施主」ということをはっきりと自覚しておきましょう。

業者を選ぶ際の基準には、特にこれが正解というものはありません。
なぜなら価値観の違いがそれぞれあるからです。
その上でこれだけは絶対に外せないという、自らの「基準」を持つことが大切になります。

参考として、
・価格面が最大のポイント。
・なるべく地元の業者に依頼したい。
・とにかく説明が丁寧で、素人の質問に快く答えてくれる業者がいい。
・知人が紹介してくれた業者しか頼みたくない。


他にも様々あると思いますが、大切なことは何を一番重要視するかをはっきりしておくことです。
そして優先順位を明確にすれば、依頼したいと思える業者に出会える確率は高まります。

外壁塗料の性能や施工の流れや見積書の内容など。

あなたが納得できるまでキチンと説明できる業者を選ぶ

タイトルで結論を書いてしまいましたが、この言葉以外ありません。
後悔しないために外壁塗装業者を選んだ理由をしっかりと持つことです。
何となくや説明に来た人の性格が良さそうだったから、などの曖昧な理由で業者を選ぶのはやめましょう。

・多少問題がありそうだが、想定内の価格だった。
・実際に塗装工事をした家を案内してくれ納得できた。
・塗料の説明や工事の手順をしっかり説明してくれた。
・保証期間などが明確だった。


決め手となる理由は他にも様々あると思いますが、一番大切なことは自分自身が納得できる理由を見つけることです。

そして、外壁塗装業者との会話の要点はしっかりメモしておきましょう。
相見積りは常識ですので、比較する際にはそのメモが必ず役に立ちます。

素人だからという考えは捨てる

工事が始まったらお任せという気持ちは持たないこと

「工事を依頼した以上、相手は専門家だから素人が口を出すべきではない。」
よく耳にする言葉です。
塗料の調合や手順、または実際の作業に関わる事柄に意見を言うのは慎むべきでしょう。
しかし、全てに口を出すべきではない。は考えものです。

・作業日程の遅れ
・天候不順の為日程を変更する等の連絡
・資材搬入時の近隣への対応
・作業時の工事音について
・天候不良時の足場の安全性


他にもありますが、上記の例などは意見すべきです。
基本的に住宅地での工事ですので、曖昧にした場合に思わぬトラブルが起きる場合もあります。

この施主さんはきちんとしていると業者に思わせることはとても大切なことです。
いい加減な業者は施主の要望に対して露骨に嫌な顔をしますので、こういう方法も有効です。

実際に塗装するのは職人さんです

態度が悪い・ルールを守らない・後片付けが雑これらは論外です

例えば、親方として塗装に従事している職人さんと近所付き合いをしていたとします。
顔見知りだし性格も大まかには理解しているので、近所のよしみもあって塗替えを依頼しました。
このようなケースの場合、言葉遣いが多少乱暴だったり、実際の作業日程が違ったりしてもさほど心配する必要はないでしょう。

しかしほとんどの場合は塗装工事会社の社員がいて、実際に作業するのは塗装職人もしくは工事人と呼ばれる人たちです。
言葉遣いが悪い、挨拶もしない、掃除もろくにしないで帰るなど、まれに常識に欠ける人がいます。
このような時は遠慮しないで注意をするか、作業人が交代するまで工事を停止するなど措置を取りましょう。

後半の2点は工事が始まってからの事柄ですが、なぜこのようなことを記したかというと、これらの内容を事前に伝えることによって、一種の緊張感を業者に与えることも必要だからです。
契約である以上、工事についての中途半端な妥協を防ぐ意味合いもあります。