モニエル瓦は、一般的に言うセメント瓦やコンクリート瓦の一種です。
セメントと水、砂利や砂といった骨材を混ぜて押し出して成形し、着色塗装を施したものをいい、そのような瓦を大きくまとめて洋瓦と呼び、それがモニエル瓦、コンクリート瓦、パラマウント瓦、スカンジア瓦、セメント瓦など様々なものに分けられます。
モニエル瓦はスラリー層という塗膜層があるのが特徴です。
セメントで成形された瓦の上に、まずスラリー層という着色層があります。
瓦の色はこのスラリー層の色になります。
その上からクリアー層というスラリー層を保護する層がある3層からできているのがモニエル瓦です。
モニエル瓦のほとんどは既に廃番になっており、新たに製造はされていないようです。
今現在、日本に存在しているモニエル瓦の在庫がなくなったら、新規でモニエル瓦屋根を施工することはできなくなるでしょう。
以前はスレート瓦と並んでとても施工数の多い屋根材でしたが、モニエル瓦よりも耐久性や性能が高い屋根材が製造されているため、そちらに切り替わってきています。
モニエル瓦のメリット